羽に関して、少しずつ書いていこうと思います
何となく、羽ものの話しが多いかな
良いタイミングだと思います
クレイジークローラーが好きです
プラグで初めてブラックバスを釣ったのはクレイジークローラーのYRH(イエローレッドホーネット)でした
小年の私は、餌に似ているクランクやミノーの方が釣れるだろうと思っていました
ルアー釣りに関して無知は少年に釣れる訳がありません
当然、根掛かりで何個も何も無くしました
小遣いをためて購入したプラグをなくす事は、とても辛い事です
買っては無くし、買っては無くし
根掛かりしなければ、無くす事は少ないだろうと考えます
トップウォーターなら・・・、安直です
友達はジッターでした
同じではつまらないのでは私はクレイジーを選びました
まだまだ、魚影の薄かった30年前の霞ヶ浦
少年たちは釣りをしているつもりなのだろうけど、実際の所は、水辺で遊んでいるだけ
巻くと水面を変な動きで泳ぐプラグを、投げては巻き、投げては巻き
繰り返します
最初は興味を持っていますが、反応が無ければ飽きてしまう
子供ですから
根気よく投げ続けていたジッターに魚が食いつきました
少年たちは、ただ呆然とするだけ
魚信を感じた友達は釣り竿の曲がり具合や糸の強さなど関係なくゴリ巻き
岸に上がった魚は憧れていたブラックバスでした
初めてプラグで釣れたのを見ました
得意げな友人
うらやましい気持ち、悔しい気持ちが交錯します
同じものにしておけば良かったのかなと思う反面、自分が選んだプラグで釣り上げるんだと言う強い気持ちがわいてきました
ジッターで釣れたのは、今で言う昼マズメ
小学6年の夏休み、始まってすぐの7月下旬でした
日が暮れるまで、場所も変えず、同じポイントにクレイジーを投げました
色々なポイントを探ると言う観点はありません
ひたすた巻きました
夕方、風が落ち、沈む夕日を受けながら、二人はプラグを投げ続けています
ポコポコと軽快な音を発しながらクロールしている様に泳ぐプラグ
疑心を感じつつも、ただ巻き続けます
クレイジーの意味も知りません
・・・
それは突然起りました
水面が爆発したかのように見えました
ゴボッ!!!
何が起ったのか分かりません
持っている竿がぐいぐい引き込まれます
何かが掛かっている
それだけは分かります
夢中でスピンキャストを巻きます
掛かっている魚が跳ねました
何回も見た訳ではありませんが、ブラックバスである事は分かりました
釣り上げたい
今思うと、とても近い距離で掛かったので、実際には10秒も掛かっていなかったと思います
子供にはそんなこと関係ありません
ただ巻くだけ
岸に上がって来た魚は緑色の背中で横には黒っぽいぶちぶち模様がありました
口には黄色に赤頭のクレイジークローラーがくっついています
ばたばたする魚を押さえ込み、写真で見た様に下唇を掴み、魚を持ち上げてみました
これがブラックバスか・・・
ドキドキが納まり、本当に喜びを感じたのは帰りの坂道でした
やったー
YRHで釣れて、その気になって買ったのがBF
当時のものは、もうありません
ブラックバス釣りに夢中になりました
クレイジークローラーが好きになりました
ノイジーが好きになりました
そして、今もあの衝撃を引きずっています
つづく